陛下たん1
にぅす『戦後60年経ってジャングルで発見された、旧日本萌国兵の生き残りですが、
年が変わった今も再三の説得にも応じず、依然ジャングルに立てこもったままです。
本人も80歳と高齢でありますし、ご親戚の方も高齢でありますから、早く説得に応じて帰国して欲しいものですね。』
陛下たん「側仕えたん、このおじいちゃん、戦争が終わったって気づいて無いの?」
側仕えたん「そうなんです。大使館の方が何度も説得してるのですが、
『自分は上官殿の命令があるまで陣地を死守する』と言って動かないそうです。
隊長は戦死され、残されたのはこの方一人なのですけどね。」 陛下たん「そんな、それじゃ命令する上官はもういないってこと?」
側仕えたん「はい、そうなんです。ですから、説得に応じてくれないと亡くなるまでここにいることに。」
陛下たん「なんとかならないかな……そうだ、旧日本萌国軍の最高指揮官って天皇だよね。
だったら、天皇は上官の上官だから、わたしの言うことなら聞いてくれるんじゃないかな。」
側仕えたん「この方にしてみれば、天皇とは昭和天皇でしょうから、陛下ではダメかと思いますが……」
陛下たん「それでも、やってみて損はないよね。わたしのメッセージを録音して、
大使館の人に持っていってもらって、聞かせてあげて。」
そして、側仕えたんと侍従たんの手で、録音機材がセットされると、 陛下たんは厳かにお言葉を吹き込まれた。